創業時から手づくりにこだわったベーカリー「ダンマルシェ」JR魚住店の店長さんを取材しました!明石高専×ダンマルシェの裏側もお見せしちゃいます!

 明石高専の最寄り駅であるJR魚住駅の改札前に大きくお店を構える”ダンマルシェJR魚住店”。今回、明石高専のCo+Workとコラボ商品を販売し、高専とさらに距離を縮めました。

 今回はそんなダンマルシェを取材させていただきました!

ダンマルシェの基本情報

大正13年に淡路島・洲本で創業した和菓子屋「中市大福堂」。そこから明石へと事業を展開し和菓子の素材や手作りパン作りのこだわりをパン作りに活かしたのがダンマルシェの始まりです。

「毎日食べるものだからこそ」、からだにやさしい・おいしいパンをお届けしたい。」そんな想いで生地やフィリングなど、一つ一つ丁寧に手作りしています。地域の皆様に長く愛されるベーカリーを目指し、また皆様の食卓に笑顔を運べるようスタッフ一同心をこめて安全・安心でおいしい商品をお届けします。

ダンマルシェホームページより(https://dansmarche.co.jp/companyinfo/)

沿革

沿革
1924年(大正13)中市大福堂淡路島・洲本にて創業
1985年(昭和60)西明石の新幹線高架下にてベーカリーダンマルシェ西明石店を出店
1995年(平成7)明石ステーションプラザ内にダンマルシェ明石店を出店
1996年(平成8)本社を明石市硯町3-4-23に移転
同時に有限会社中市大福堂から株式会社中市大福堂に改組
2004年(平成16)朝霧に郊外型店舗朝霧台店を出店
2006年(平成18)神戸市西区に郊外型店舗西神店を出店
2008年(平成20)神戸市営地下鉄三宮駅構内にダンマルシェ地下鉄三宮店を出店
2009年(平成21)JR魚住駅構内にダンマルシェJR魚住店を移店
2013年(平成25)9月東急プラザ新長田内にダンマルシェ新長田店を出店
2014年(平成26)9月大久保に郊外型店舗 ダンマルシェ大久保北店を出店
2016年(平成28)1月ピオレ明石内にダンマルシェ明石店を移店
2021年(令和3)9月JR大久保駅南側にわかば店を出店
ダンマルシェホームページより(https://dansmarche.co.jp/companyinfo/)

ダンマルシェJR魚住店

ダンマルシェホームページより(https://dansmarche.co.jp/shopinfo/)

10年以上前から現在の場所にお店を構えており、駅改札を出てすぐのお店です!

営業時間月~土 7:00 ~ 20:00
日・祝 7:00 ~ 19:00
定休日不定休
住所兵庫県明石市魚住町中尾 607 番地の 1 JR 魚住駅構内
電話078-947-7002
最寄り駅魚住駅(JR山陽本線)構内
駐車場無し
イートイン有り
ダンマルシェホームページより(https://dansmarche.co.jp/companyinfo/)

大正13年に創業した和菓子屋が今では大人気ベーカリーに!

ダンマルシェは今でこそベーカリーとして有名ですが、もともとは和菓子屋さんとしてスタートしました。

その名残もあり、現在でもお店の中にはお団子やどら焼き、おはぎなど普通のパン屋さんでは見かけないものも並んでいます。また、和菓子屋さん時代のノウハウを活かして、おはぎがパンに丸ごと入っている、アンパンの上位互換のようなパンもあったりするようです。

レジ横の和菓子コーナーの写真 (2021/12/16撮影)

そして、1996年には本社を現在の場所に新築し、今の形態へと転換していきました。

JR魚住店・店長に聞く、ダンマルシェのこだわり

ここからは、インタビューでお聞きした内容をもとにご紹介します!ちなみに、今回取材にご協力いただいた、ダンマルシェJR魚住店店長の田尾さんは、もともと店舗でパンを作っておられて、ダンマルシェ歴は22年と、大ベテランです。

焼きたてのパン販売は工場×店舗の連携で実現

ーー工場があるとお聞きしましたが、お店ではどこまで作業を行っているんですか?

(店長)お店では窯が1台しかないんですよ。これでミニクロワッサンとチョコクロワッサン、あとはサクサクメロンパンと明太子フィセルがこれで焼けるんです。だから焼きたてが出るのがその四種類。あとは大久保北店と西明石店と本社で作った商品を持ってきてもらってるので全ての商品が焼きたてっていうのが出せないんです。

ーー明石高専のコラボの商品も工場で作ってるんですか?

(店長) 本社で全部揚げてもらって、朝三回、お昼から一回来るのでそれに合わせてできるだけ出来立てを運んできてもらうようにはしてもらってるんですよね。
 やっぱり出来立てを食べてほしいんですよね。ここで揚げれるんだったら全部すぐ揚げれますけど、本社から運んでもらうんだったら車で三十分、四十分ぐらいかかるので、、、、

ダンマルシェの歴史

ーーダンマルシェって結構歴史深いんですか?

(店長) かなり昔からあります。結構老舗。もともと和菓子屋さんで和菓子してケーキして、パンもしてるのでお店にお団子とか並んでるじゃないですか。パン屋さんでああいうの並んでるのはホントダンマルシェくらい。団子からどら焼きから、おはぎからいろいろしてるので。

--そこら辺のノウハウが生きた商品とかってあったりしますか?

(店長) えっとね、お彼岸とかになるとおはぎをパンで包んだ、おはぎがもうパンに丸ごと入ってるっていうパンがあります。アンパンの上位互換みたいな感じです。

イチ押しのパン

ーーおすすめのパンはありますか?

(店長) 会社で押してるのは牛肉ゴロゴロカレーパンと焦がしバターのメロンパンの二つ。これはずっと押してる商品です。

(すなすな)僕もカレーパンは受験のころからずっと食べてました、朝。

ーー店長さんが一番お気に入りのパンはありますか?

(店長) サクサクメロンパン!(即答)パンでくくるとメロンパン好きです。よその店行っても必ずメロンパン買って帰る!メロンパンのおいしいパン屋さんは私の中ではおいしいと思う。
 あとはダンマルシェのパンだと、もちもちきなこが好きです。もちもちきなこ昔っからあるんですよ。あんまりよそでこういうの売ってないんですよね、もちもちきなこみたいなパンはね。食べたことあります?

JR魚住店店長イチ押しのサクサクメロンパン (2021/12/16撮影)

(すなすな、サラダさん) 無いです…

(もちもちきなこ、頂きました)

(店長) 召し上がってください。私の一押しです。もちもちしててすごいおいしいんですよ。揚げたてなんて最高ですけど(キラーン)

コロナ禍でのダンマルシェ

ーーコロナでいろいろ苦労はありましたか?

(店長) やっぱりありましたね、でも毎日食べるパンなので、一般の飲食店さんに比べて売り上げがガクンて下がるかって言ったらそうでもなかったです。パンって毎日食べるじゃないですか。

ーー逆に、コロナで伸びましたか?

(店長) さすがに伸びはしないです。でもそんなめちゃくちゃ悪いって程でもないです。

(すなすな) 毎日来てくれるお客さんは普段から安定ではありますもんね。

(店長) あとは、地域サポート券で結構潤っては来てます。サポート券持って買いに来る人が結構多いですね。

サポート券(明石市)って?

明石市では、市民の暮らしを守るとともに市内の経済活動を支えるための緊急生活支援策として、5,000円相当の飲食店や日用品店、タクシーで使えるクーポンが配布されました。

ちなみに私も頂きました(笑)

コンビニのパンとパン屋さんの違い

ーーコンビニにもたくさんパンがありますが、パン屋さんとして何か思うことはありますか?

手づくりの付加価値、3たて”焼きたて、揚げたて、作りたて“がダンマルシェのこだわりです。

(サラダさん)やっぱりプロですもんね、その道では。

(店長) やっぱ見た目も鮮やかなほうが食欲もわくので、裸で売ってるのは魅力あると思います。今、時代が時代なんでこうやって袋に入れてるんですけど、コロナの前だったら全部裸で売ってたんです。

ダンマルシェのこだわり

ーーダンマルシェのお店としてのスローガンはありますか?

(店長) 焼きたて、揚げたて、つくりたてのパンを提供するこだわりですね。手づくりへのこだわり、素材へのこだわり、おいしさへのこだわり、あとは地域貢献。魚住店だったら高専さんとのコラボ、大久保北店が毎週月曜定休日なんですよ、で子供さんにパン教室を開いてるんですよ。子供たちがパンを作りに来てくれて、親御さんと一緒に。

ーー店長さん自身の心がけてることはありますか?

(店長) やっぱ楽しく仕事することが一番ですね。やっぱ私も一人の人間として機嫌悪いときとかイライラしてるときとかあるんですけど、それがスタッフに伝わってしまうと店の空気が悪くなるじゃないですか。それってお客さんにも伝わってしまうんですよね。だからそういうのを出さないように、スタッフと楽しく仕事ができたらなっていうのは思ってます。

(すなすな) 大変良い心がけだと思います。

(店長) 常連のお客さんとかも結構いて、イートインもあって、もう毎日コーヒーとパン食べにくるお客さんとかもいらっしゃるので、そんな方に世間話したりして、あとは何日か来なかったらあれどうしたんだろうみたいな。ホント毎日来てる人だったらあれ今日来てないな、あれ、昨日も来なかったなってなったらちょっと心配にはなりますね。

(サラダさん) やっぱり顔も覚えますもんね。

(店長) コミュニケーション私はとっていきたいなと思っています。あの店員さんがいるからあのパン屋さん行こうって思ってくれたらなっていうのは思ってます。

ダンマルシェ×明石高専、地域密着の商品開発

前回のコラボ販売

ーー以前もコラボ販売をされたことがあるとSNSで拝見しましたが、、、

(店長)コロナの前に一度しました。ベアリングをイメージしたドーナツ。それは高専祭の時にだけ売ってたんですよ、二日間だけねでもそれがあまりにも売れすぎて皆さんが買えないってなったんですよ。それで店でも販売しますって言って、販売したんですけど、なんせ手間がすごくかかるので、本当に数量限定でしてて、それもまあすぐ売り切れてしまったという感じです。

(サラダさん)ちなみにいつ頃でしたか?

(店長) コロナが始まって高専祭ができなくなってからもうやってないから、今回三年ぶりかな?今年については先月(10月)に入試説明会があって、お客さんが来てくれるからっていうので、今回二回目かな?やっぱり高専はほんま影響力はあるよね。

ーーやはり高専関係だと受験生がいっぱい寄っていく感じですか? 

(店長) お店の前にポスターも張ってるんですけど、子供が高専を受けるっていう親御さんがあのポスターもらえませんか?って、願掛けでしょうね、きっとね。このパン子供に買って帰りたいんです。このパン食べたら受かりそうな気がします。って言ってくれるお客さんも何人かいてるんです。

(店長) ポスターについては、貼ってる間はやっぱり譲れないので、終わってからならお譲りできますよって言ったんですけど、熱心な親御さんが何人もいたんで、一人だけにあげたら私もらってないってなるから、だからすみませんこのポスターは学生さんに返さなあかんので、お配りできないんです。って言ったら、コピー取らしてもらってもいいですかって、下のコンビニでコピーとってきていいてすかとかね。

(すなすな)それはすごいですね!!

(店長) すごいなーと思って。ちょっとそれはできないので写真だけ撮っていただくのは別に構わないです。で、写真撮って待ち受けにでもしてください。とは言ったんですけどね。ほんとに写真撮って帰ってました、その親御さんは。(笑)

地域との連携、明石高専が与える影響

ーー高専の影響ってやっぱり大きいですか?

(店長) 大きいですよやっぱり。高専とか明石商業、 はくほう会医療専門学校で何かあるとなると、やっぱりお客さんは入ってきますね。遠方から来てる親御さんが、あ、こんなところにパン屋さんがあるみたいな感じで。

ーーアルバイトで高専の学生いたりしますか?

(店長) 明石高専の子はいないです。

Tips

ちなみに明石高専では、原則として3年生までアルバイト禁止になってます。

今回の商品開発の裏側

ーーCo+workと連携して商品開発する流れってどんな感じなんですか?

(店長) そこは私(店長さん)はノータッチなんですよ。高専さんと本社にいる専務とで話して、パン工場で作ってるんです。で、私のところに来る時にはもう完成した状態で来るんですよ。「高専さんとコラボして、このパンをこの日にちで売ります。何個売ります。お願いします。」みたいな感じで来るんです。

今回の販売実績

ーー今回、実際のところどれくらい売れたんですか?(笑)

というわけで、今回は販売の記録をお見せいただきました!

高専祭期間のコラボ販売の実績

ビラ配りなんかも効果があり、ほぼ毎日完売ということで、売れ行きは好調でした。お買い上げいただいた皆さん、ありがとうございました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ダンマルシェをご存じの方も、受験生の方々もみなさんお楽しみいただけたかと思います。ご協力いただいたダンマルシェさん、Co+Work54班の皆さん、ありがとうございます。

これからもこのような形で地域密着企画も積極的に行っていきたいと考えていますので、もしよければ他の記事も見ていってください!ではまた~

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