【知ってるだけで点数が上がる】元スマホ依存症が教える自分の時間の使い方≪時間術大全≫

 日々スマホと共に生きる超近代学生のみなさん。こんばんは。
 この記事にたどり着いたみなさんの中には、こう思ったことがある人は多いのではないでしょうか。

あぁ、最近YouTube見すぎかな…

今日、ほんとは課題を終わらせようと思ってたのにな…

 私自身も一か月前までは、こんなことが日常茶飯事でした。しかし、昨年度の期末テストで大きく失敗してから、自分が普段の生活でどのように時間を消費しているのかについて、真剣に向き合うようになりました。

 というわけで今回は、そんな危機的状況のなかで私が真剣に分析した時間の性質とその使い方、そして具体的に実践していることをシェアしていきます。この記事を読み終わるころには、少しグレードアップしたあなたがそこにいることでしょう。

スマホ依存症について知ろう

フリー素材サイト・IM FREEより

スマホ依存症とは

 実は、スマホ依存症という言葉は5年以上前から流行していました。一方で依存症という強い言葉が使われていることから、人は正常化バイアスによって、心の底では「自分は違うだろう」「別に依存症でも構わない」とまさか自分のこととは思わず、真剣に向き合ってきませんでした

 しかし、日常を振り返ってみれば、授業に集中できないとき、電車での移動時間、ご飯を食べながら、お風呂に入る前、トイレにいる時間、寝る前布団に入ってからなどなど、私たちの日常のいたるところで、スマホは私たちと行動を共にしています。

これがまさに、スマホ依存症なのです。

正常化バイアス

 正常化バイアスとは、多少の異常事態が起こっても、それを正常の範囲内としてとらえ、心を平静に保とうとする働きのことです。例えば、学校で火災報知器がなったときに“どうせ誤作動だろう”と考えてしまうのはこの正常化バイアスが原因なのです。

スマホに依存してしまう理由

 スマホに依存してしまう理由は様々ですが、今回は3つ挙げてみましょう。

通知が気になる

 これはわかりやすいでしょう。スマホは、仮に私たちが見ようとしなくても通知を送ってきます。ポケットでバイブレーションがなれば、やはり無視するわけにはいきませんよね。

自分にとって必要なものとそうでないものが混在している

 みなさん、LINEを開いてみてください。そこには、親しい友人や恋人などのトークから学校、家族、職場のグループなどなど、依存せざるを得ない情報と、そうではないものが混在していることが容易に理解できるでしょう。

 そしてそのうちの誰かひとりでもあなたにLINEを送れば、あなたのスマホはメッセージが来ていることをあなたに通知します。そしてあなたは、それがたとえ急を要さない要件であっても、勉強を中断して通知を確認してしまうわけです。

シンプルに便利すぎる

 そしてなにより、スマホは便利です。ネット動画に通販、SNS、電話、カメラ、目覚まし、タイマー、辞書、最近では財布や家の鍵にさえもその役割を侵食し始めています。

 これはやはりスマホを手放せない大きな要因の一つでしょう。

スマホ依存症チェック

 ではここで、あなたはスマホ依存症なのかどうか、簡単にチェックしてみましょう。

確認してみよう

  • 何もすることがなければ、とりあえずスマホを触る
  • スマホを使っていたせいで、予定していた勉強ができなかったことがある。
  • 寝る前、布団の中で必ずスマホを触る。
  • 一日のうち半分以上、スマホを使っているかポケットに入れている。
  • 予定していたよりも長時間スマホを使ってしまう。
  • 友人にスマホを使いすぎといわれたことがある。

結果を見てみよう

 上のチェックリスト、いくつ当てはまりましたか?

 診断方法としては、当てはまったものが0なら問題なし3つまでは予備軍4~6つはそれぞれ依存症レベル1~3です。

 参考までに、一か月前の私はレベル3でした。

 ちなみに、このチェックリストは超簡単チェックリストですから、ここで控えめな結果が出た人も、油断はしないでください!

自分の時間って?

 ではここで、自分の時間について考えてみましょう。

大切にしよう。「自分の時間」

 想像してみてください。“部屋で一人、明日提出の課題もなくゆっくりできる時間”、これまでのあなたは、ベッドに寝転がってスマホで何か動画を見ていたことでしょう。

 もし、この時間に英語の単語帳を眺めていたら、あなたの定期試験の点数はいくら上がっていたことでしょうか。

 もちろん、暇時間も常に英単語を覚えろとは言いませんし、私もそんなことはしていません。しかし、ただ動画を見て、ゲームをして過ごす時間がいかに生産性に欠けているかは容易に理解できることでしょう。

 この、何でもできる故に、無駄にもできてしまうこの時間のことを、わたしは自分の時間と呼んでいます。

 この時間を有効活用していこうというのが、まさに今回お伝えしたいことなのです。

15年前の”自分の時間”

 振り返ってみれば、初代iPheneが発売されたのが2007年のこと。今から約15年前ですが、このころの「自分の時間」はどのように使われていたのでしょうか。

iPhoneはすべてを変えた。David Paul Morris/GettyImages

 (筆者は15年前は3歳ということで、記憶にもないが…)読書、勉強、掃除、あるいはゲーム、あやとり、雑誌を読んだりなどなど、様々なことで時間を消費していたことでしょう。

 しかし今はどうでしょうか。その選択肢のすべてが、スマホで成立してしまうわけです。つまり、スマホに依存するということは、極めて当たり前の結果ということがわかるでしょう。

YouTube shorts/TikTok が最強で最悪のコンテンツである理由

 考えてみれば、YouTube ShortsやTikTokは”自分の時間”を消費するために最適化されています。ワンタップで画面を開けば、特にこちらから選ぶこともなく自動で動画が再生され、面白くなければスワイプ、面白ければダブルタップでいいねをおすと、どんどん自分に合うようにコンテンツが最適化されていく。

 なんと恐ろしいことでしょう。そりゃ、TikTokをずっと見ていたら、自分の時間なんてとっくに消えてなくなるわけです。

自分の時間との向き合い方

 では、今のデジタル情報社会において、私たちは自分の時間とどのように向き合えばいいのでしょうか。

自分の時間と、そうでない時間を意識する

 先ほどからお伝えしているとおり、自分の時間とは何でもしていい自由な時間です。

 振り返ってみれば、あなたには1日24時間という時間が与えられており、うち睡眠が8時間、学校が6時間、部活が2時間、ご飯が、お風呂がなどなど、たくさんするべきことはあるでしょうが、そのすべてを足し合わせても24時間にはならないでしょう。

 その余った時間が自分の時間なのです。

 まずは今が自分の時間なのか、何かしなければならない時間なのか、考えて行動するよう、心がけましょう。

スマホ依存症は悪いことではない!

 ここにきてこんなことを言うのかと耳を疑う話ですが、スマホ依存症自体は悪いことではありません。本質的には私たちはそのスマホの中の大量のコンテンツに依存しています。

 一方で、授業動画や単語暗記などの勉強アプリや辞書、翻訳機、勉強時のタイマーとして使う分ために依存する人はどうでしょうか。少なくとも自分の時間を有効活用するという点においては全く問題はないですよね。

 このように、使い方さえ間違えなければ、スマホ依存症自体を抜け出そうとする必要はないのです。

自分の時間がどのように消費されたかを振り返ろう

 ここまで自分の時間についてお話してきましたが、あなたの”自分の時間”は、今どのように消費されていますか?

 いかに無駄な使い方をしてきたか、想像するのはさほど難しくないことでしょう。これを有効活用しない手はないですよね!

【絶対読んで!】時間術大全!筆者の心がけていること

 では最後に、わたしが“自分の時間”と向き合うため、またスマホと適切に向き合うためのルールと心がけていることをご紹介します。ちなみに、これが正解というわけではありませんので、みなさんも自分に合ったルールを作っていきましょう。

自分の時間以外の予定はすべてカレンダーに登録する

 私は、何か約束をしたり、しなければならないことができるたびにGoogleカレンダーに登録するよう心がけています。

 上の写真は先週1週間の私のカレンダーですが、後半少し忙しいように見えながらも“自分の時間”というのは忙しい日でも4時間は確保できそうです。

 このように自分の時間以外の予定をすべてカレンダーに入力することで、自分の時間を可視化することができるのです。

iPhoneの設定を変える

 私たちが大量に時間を消費するスマホですから、やはりその設定はとても重要です。

通知を変える

 iPhoneを開いて、設定アプリ>通知の順に開くと下のような画面が出てきます。

 ここの表示形式を”件数”に変更し、時間指定要約をオンにしてください。これを活用することで、「なんかこの通知いらないけど、オフにするのは怖いな」という自分への言い訳から逃れ、適切な通知のみを受け取ることができるようになります。

集中モードを活用する

 次は集中モードです。おやすみモードといえばピンと来る人も多いでしょうか。

 考えてみれば、LINEにすぐ返さなかったからと言って怒る人はほとんどいません。あるいは、いる場合には、その人とは少し距離を置いたほうがよいでしょう。つまり、何か他のことをしているときにまで通知を受け取る必要はないのです。

 そこで通知の設定を一括で担ってくれるのが、集中モードです。

 私は項目はデフォルトのままで使用しています。こうすることで勉強中は通知を受け取らない、バイト中はLINEの通知だけのように、自分に合うように通知をカスタマイズすることができます。

ホーム画面を変える

 次はホーム画面をいじってみましょう。

 こちらはわたしのiPhoneのホーム画面です。ここで大切なのは不要なアプリを置かないということです。YouTube、TikTok、Instagramなどは、やはりあると触ってしまうので、ホームには配置しないようにしています。

スクリーンタイムを活用する

 ここは、甘いことは言いません。ストイックに行きますよ!

 私の場合には、Safari、LINE、Instagram、YouTube、Smartnews、Tver、Netflix、TikTok、ABEMA、プロスピの計10個のアプリに対して、1日1時間の制限をかけています。

 さらにパスコードロックを友人にかけてもらうことで、我慢せざるを得ない状況を作っています。

 ポイントは、LINEやSafariなどの必要なアプリとYouTubeやゲームのようなエンタメ系のアプリをセットで制限するということです。こうすることで、YouTubeを開くと”時間がもったいない”という心理が自然と生まれ、手放すことができています。

YouTube/TikTokの代わりを見つける

 次に、YouTubeやTikTokのように隙間時間を消化できるアプリの代わりを見つけるということです。

 私の場合は、スタサプEnglishを使っています。

 スタサプEnglishには単語の繰り返し練習から1分クイズ、授業動画まで、その隙間時間の長さに合わせて消化できるコンテンツがたくさん含まれていますので、今月TOEICを控えている私にとっては最適なコンテンツというわけです。

(私の学習記録ではありません)

 ぜひ皆さんには、「ふとした時間に触れられる」「自分の時間を有効活用できる」と、この2点に着目して選んでいただきたいと思います。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。自分の時間というものについて少しは理解していただけたのではないでしょうか。ぜひこれからは、自分の時間をもっと大事に使ってあげてください。

 また、スマホも上手に使えば最強のアイテムであることは間違いありません。これからは、スマホともうまく向き合って、周りの友達より一歩上手を目指しましょう!

余談

 余談ですが、私たちの親世代や先生は学生時代にスマホがなかったという人がほとんどなんですよね。それがここ数年で、、、実はスマホは〇世紀という単位での文明すらも変えてしまうような大きな発明だったのでしょう。

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