来ました!私Sarada-Sanも楽しみにしていたIntelの第12世代デスクトップ向けCPU「Alder Lake」が11月4日に発売決定です!なぜこんなに私が騒いでいるのかというと、それは新しい要素が盛りだくさんだからなんです。新要素をまとめるとこんな感じ。
- big.LITTLEの導入
- 過去最大級の再設計
- DDR5メモリ対応(DDR4も使用可能)
- PCI Express 5.0対応
- デスクトップ初の10nmプロセス(Intel製CPUとして)
細かな部分も含めると実はもっとたくさんあるのですが、主なところで言うとこんな感じでしょうか。ここ最近のIntelはデスクトップ向けCPUで競合のAMDにしてやられていた感が否めませんでしたが、今回のAlder Lakeで半導体王者Intelの復権なるか!?目が離せないCPUになりそうですね。
Intel ここ数年の苦労が実るのか
そもそもここ最近のIntelが何故パッとしない感じ(失礼)だったのかというと、それはお得意の14nmプロセスでCPUを作り続けていたからでしょう。Broadwell(第5世代)で14nmに微細化され、Skylake(第6世代)でデスクトップCPUに本格導入されてから約6年もの間ずっと14nmプロセスが使われてきました。
確かにIntelの14nmプロセスは優れたものではありましたが、その間に競合他社のAMDやAppleは7nmや5nmのプロセスで作られた製品をリリースしており、特に微細化の面で後れを取ってしまったわけです。
ちなみに6年前というとこの記事を書いている私が小学6年生のころ。それからコア数の増加やクロックアップ、Sunny Coveの移植など、あらゆる手で14nmプロセスの伸びしろを伸ばしてきたわけですが、流石に最近のIntel CPUには限界を感じざるを得ませんでした。さらに追い打ちをかけるように各社のオリジナルSoCブームもやってきてコンシューマ向けチップでのIntelのシェアは現在危機的状況にあります。
そんな状況の中、満を持して発表された今回の第12世代Alder Lakeですが、事前の情報通り新要素をふんだんに取り入れたCPUになりました。実測での性能はいまのところ分かりませんが、Intelがかなり早い段階でその存在をアピールしていたことや、事前のリーク情報を見る限りかなりの自信作なのが伺えます。
発売後に実測の情報が手に入った時点で詳しく解説した記事を書く予定ですが、現時点での期待値はかなり大きいです。事前の情報ではシングルコアの性能が飛躍的に上がっているとの情報もありますし、P-core(Performance-core)とE-core(Efficient-cores)の使い分けの最適化が進めば省電力性が向上する可能性もあります(フルパワーは相変わらず爆熱らしい)。
IntelがIce Lakeで世に出したもののクロックアップが難しくデスクトップ化を一度は断念した10nmプロセス。Tiger Lakeでの躍進を経て満を持して新要素とともに投入される10nmデスクトップCPUは私たちにどんな革新をもたらしてくれるのでしょうか。
10nmプロセスの立ち上げの遅れから崩れてしまったIntelのチック・タック形式のロードマップ。今度は改良された10nmプロセスと新要素を盛り込んだ自信作でリベンジです。止まっていたインテルの時計をAlder Lakeはついに動かしてくれるのでしょうか?時計の針が動き出す音がいまにも聞こえてきそうです(笑)。
え、今気が付いたけど最上位でも8万円切るって!?Ryzen 9 5950Xが10万と考えると安いかも?まあ、学生の私には買えませんが(笑)
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