パソコンの買い時はいつ?マニアな高専生がオススメのタイミングお教えします!

 皆さんパソコン(PC)買っていますか?毎年のようにモデルチェンジがやってきて、さらには春夏秋冬季節ごとにいろんなモデルが出てくる。これではどのタイミングで買い替えればいいのやら。というわけで今回のテーマは”PCの買い時はいつなのか”についてです!

 昨今のリモートワークやギガスクールによりPCを使う方も多くなりましたし、我々高専生にとってもPCは必須。読者の皆さんの中にも、この春からの新生活に向けて新調する、或るいは新たに買おうという方もいらっしゃると思います。今回の記事ではそんな方々のPC購入を後押しできるようバッチリベストなタイミングをお伝えします!

PCの買い時はいつなのか?

まずはPC選びでやってはいけないことを知ろう

 まずは最初に、PC選びでやってはいけないことについてお伝えしたいと思います。なぜPCを買うタイミングの話の前にやってはいけないことについて話すかというと、PCは買うタイミングよりも、買ったものがちゃんと使えることの方が重要だからです。

 このちゃんと使えるPCのスペックや選び方については近いうちに記事を出そうと思いますので、お時間が許すようなら是非そちらもご覧ください。というわけで今回は端的にPC選びでやってはいけないことをお伝えすると、

 「お金が無いなら買い急いで中途半端なPCを買うな!」

ということになります。

 例えば、重い作業をする予定でその分スペックが必要なのに、安売りの時期に型落ちのものを買ってしまっては、性能が不足するか、当分は使えたとしても値段の割には長く使えないということになりかねません。また、仮に重い作業をしないという人であっても、最低限のスペックのPCを選ばないとすぐに買い替える羽目になってしまいます。

 より具体的な例でいうと、仮に5万円と10万円のPCがあったとして、両者の値段差が倍であっても、動作の快適性では雲泥の差がありますし、安定して使える期間にも2倍以上の違いがあるといった感じです(ただし高価格帯に行くほど値段ほどの差はさほど感じないことが多い)。

 つまり、今あるお金で中途半端なPCを買うよりも、しばらく貯金して自分の作業内容に合ったPCを買った方が、普段の動作も快適になって作業効率も上がり、トータルで見れば安上がりになるというわけです

PCを買うタイミングは次の3つのポイントで決まる!

 さて、さっそくPCの買い時をお教えしましょう!と言いたいところなのですが、正直、ただ「買い時はいつ?」と聞かれても、すぐさま「~です!」と答えることはできません。なぜならPCを買うタイミングは1つの要素だけではなく、主に次の3点によって決まるからです。

  1. 時期 ⇒ いつまでに必要なのか
  2. 性能 ⇒ どれくらいの性能が必要なのか
  3. 予算 ⇒ どれくらいお金をかけ(られ)るのか

 つまりPCを買おうとしているあなたが、この時期、性能、予算の内、どの要素を最優先するのかによって買うべきタイミングが変わってくるということ。ご自身の都合によって買うべき時期は一人一人違うのです。

 例えば、一切お金がないのに、今すぐPCを買うというのは中々に厳しいですよね。PCはちゃんと使えるスペックを買おうとすると最低でも数万円はしますから、ご自身や親御さんの給料日やボーナスの時期まで待って、家計と相談しながら購入する必要があります。

 というわけで、次は”あなたが”PCを買うべきタイミングについて考えてみましょう!

あなたがPCを買うべきタイミングは?

 それではまず、ご自身の必要な時期、必要な性能、予算について整理していきましょう。

 最初は必要な時期について。結論から言うと、今すぐ必要なら今買いましょう。例えば、この春から授業を受けるためにPCが必要な場合、つまり今すぐ必要なら買い時は今!ということになります。

 ただし、先ほど書いたように中途半端なPCを選ぶのはNGなので、この時点でお金が無い場合、購入はおすすめしません。貯金して買えるようになるまではおとなしく学校や会社のPCを借りるしかないですね(クレカとか借金とかいう悪魔のささやきは別)。

 それでは次に、性能がどの程度必要なのかについて考えてみましょう。もしPCでやることが文書作成やOffice系ソフト等の軽い作業だけなら性能は必要ありません。逆に本格的な動画編集や3D系のゲームなどの重い作業をこなすには相応の高い性能が必要になります。或いはそれらの中間なら、ある程度気を付けて選べばそこまで高い性能を持っていなくても大丈夫です。

 それでは次に予算は十分かどうかについて考えてみましょう。まず高い性能を必要としない場合。予算が潤沢ならご自身の好きなタイミングで、好きなスペックのものを買いましょう。仮に買った直後に新世代のCPUやGPUが乗った製品が出ても性能不足とはなりませんし、無駄なハイスペックを趣味で買うというのもロマンがあって乙なものです(笑)。一方で十分な予算がない場合には、先述の通り最低限のスペックのPCが買えるまで待つことをおすすめします。

 それに対して高い性能を要求する場合。予算が十分ならすぐに買ってしまっていいでしょう。ただし、新世代の発売が近いなら、それまで待ってもいいかもしれません。一方で十分な予算がないときには、やはり中途半端なものを買うよりも貯金ができるまで待ちましょう。

 ここまでの話をまとめると下の図と箇条書きのようになります。

  1. 今が買い時!
    ⇒ ただし金欠なら貯金をして最低限のスペックのものを買おう
  2. 今は買い時ではない
    ⇒ 貯金をして最低限のスペックのものを買おう
  3. ご自由にどうぞ!
    ⇒ 好きなタイミングで好きなスペックのものを買ってよし
  4. 今は買い時ではない
    ⇒ 貯金をして必要なスペックのものを買おう
  5. 今が買い時!
    ⇒ ただし新世代の製品が出る直前ならそれを待とう

一般的にPCの買い時はいつなの?

 ここまでは”あなたが”PCを買うべきタイミングについてお伝えしてきました。しかし、ここまで読んだ方の中には「そんな細かいことはいいから大体の人はいつが買い時なのか教えてくれればいいんだよ!」と思っている方もいるはず。というわけで、ここからは一般的にPCの買い時はいつなのかについてお伝えしていきたいと思います。

“新製品が出る時”か”セール”が買い時

 まず結論から先に言うと、一般的には”新製品が出時”か”セール”が買い時です。それはなぜかというと、一般的に新世代のCPUやGPUを搭載した新製品の方がより性能が高く、また新製品が出るタイミングでは旧世代の製品が、セールでは最新世代の製品も含め普段より安く買えることが多いからです。

 こうして文章にすると当たり前のようにも思えますが、性能や値段、セール情報を年中確認している人は案外少ないので、身の回りの人を見ていると損なタイミングで購入している人もちらほらいたりします。こうした新製品情報やお得な情報はよくテック系の雑誌やニュースサイトなどに掲載されていたりするので、是非チェックしてみてください。

 ちなみにですが、ここ3,4年くらいは数年前のようにCPUはIntel、GPUはNVIDIAといった感じではなく、AMDなどのライバル企業の製品や各社ARM系チップが台頭したりといった感じで市場は混戦模様。おかげで今まで覇権を握っていた企業も本気で性能を上げてきているので製品の入れ替わりや性能向上も加速しています。

 ただ、最近のハイエンド製品は性能向上が急激すぎて多くの人が恩恵を感じられないほど高性能化してしまっており、シビアに性能を求めないのであれば1世代くらい型落ちでも十分通用します。そのため、性能を要求するなら新製品を、コスパを求めるなら新製品が出る前後のセールで型落ちの製品を狙うというのもおすすめです。

2022年春は買い時なの?

 続きまして、この春にPCを新調、或いは新規に購入しようと考えている方に向けて、この2022年春は買い時なのかをお伝えしたいと思います。またまた結論からお伝えしますと普通、トータルで見ると良くも悪くもない感じです。

 まず、現在発売中のPCを見ると、デスクトップPCは現行のIntel第12世代Alder Lakeがローエンドからハイエンドまで出そろい、廉価グレードのチップセットが発売されたことで性能と選択肢はほぼ文句なしといった感じに。一方のノートPCも同様にAlder Lake搭載のモデルがこの3月以降続々発売予定のため、性能面と選択肢では文句なしです。

 また、AMD製CPU搭載モデルもZen 3+とRDNA2アーキテクチャで作られたRyzen 6000 Series Mobile Processor搭載モデルも今後市場投入されていくため、夏に向けても製品が充実していくでしょう。

 というわけで、こう聞くと2022年春は買い時とも言えそうですが、実はそういい話ばかりでもありません。どうもGPUの供給量と、値段の面では少々難しい時期となっているからです。

 現行のGPUは主にNVIDIAのRTX3000シリーズとAMDのRX6000シリーズですが、昨今の半導体不足のあおりを受けて双方在庫不足が深刻です。少なくともハイエンドGPU搭載の自作PCは厳しく、加えてノートパソコンやその他デスクトップPCについても、発売直後には在庫切れであったり、納期の遅れが生じている状況です。

 また、PCパーツは多くが海外からの輸入品。現在の円安レートではPCパーツの値上がりは必至で、輸入済みの在庫分は値上がりしないにしても新規輸入部分はもろに影響を受けると思われます。さらに先述の供給不足も相まって元から価格は高騰中。今の時期は新生活に向けて家電量販店やPCショップもセールを実施中のところが多いですが、それも正直今年は微妙です。

 というわけで製品自体は良いものの、在庫の不足と価格の面を考慮すると、今は普通。良くも悪くもないといった感じです。今すぐ必要な人は買ってよいですが、逆に言うと今あえて購入する動機は薄いでしょう。

最後に ~結局、損をしない買い時が吉~

 皆さんいかがでしたか?今回はPCの買い時はいつなのかについてお送りしてきました。いろいろな面からPCの買い時に迫ってみましたが、大雑把に全体をまとめると、損をしない買い方をするのか吉ということですね(笑)。

 あと、全体的にWindowsを前提として話をしてしまいましたが、デザイン系やDTM系であればMacという選択肢もアリだと思います。Apple製品はPCの相場が上がろうと下がろうと発売時に決められた価格がほぼ維持されるので、コスパは置いておいて価格変動を気にする必要はありません。

 また特定の用途では同価格の競合製品よりも高いパフォーマンスを発揮する場面もあり、次世代のチップの発表は半年ほど先と思われるので十分候補に入れてよいと思います。ただし、高専ではデザイン系の作業が入る建築学科を除いてWindowsがメインという人が多い印象なので、高専に入学予定の方はその点に注意が必要です。

 というわけで、皆さんも損をしないベストタイミングでPCを手に入れて、一緒に沼にはまりましょう!それではまた~

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