皆さん、アルバイトに興味はありますか?
アルバイトって簡単に稼げるのかな…
労働基準法第56条の定めによれば、15歳になって最初の3月31日を過ぎてから、つまりは中学校を卒業した後、4月1日からアルバイトが解禁されます。
法律上解禁はされる一方で、校則などによってアルバイトを制限する学校は多く、高専もまたアルバイトについて制限を設けています。
というわけで今回は、そんな高専生アルバイト事情をご紹介します!
アルバイトについてのルール
明石高専ではアルバイトについて、以下のように定めています。
アルバイトは、それが習性となって勉学が疎かになり成績不振に陥り、学習意欲を喪失させ、生活を乱してしまうことがあるので、次のように指導しています。
明石高専学生生活の手引き – 令和3年度版(http://www.akashi.ac.jp/life/handbook.html)より
1.1~3年生については、原則としてアルバイトを禁止する。
2.4~5年生については、できるだけしないこと。
ただし、寮生については「アルバイト届」を寮務主事に提出すること。
つまり、3年生までは、原則としてアルバイトが禁止されています。一方で長期休みについては、特に制限はしませんよ〜、という運用になっています。
バイトがバレたら…
ルールをやぶってアルバイトをした場合、どのような罰則があるのでしょうか。
明石高専の学生の懲戒に関する規則には特にアルバイトについて具体的な罰則の記載はありませんでした。一方で記載のない違反行為については”関係委員会審議”とありますから、おそらく担任や学生主事などで会議を行い罰則が言い渡されるのだと思います。
実際、過去にアルバイトがバレた学生の多くは、停学3~5日程度を言い渡されていました。
参考:学生の懲戒に関する規程(https://www.akashi.ac.jp/o7en060000000ezj-att/20kisoku26.pdf)
1~3年生のアルバイト許可
ここまで3年生まではバイト禁止という話をしてきましたが、経済的理由からアルバイトをせざるを得ない場合などについては、以下のように定められています。
1~3年生で経済的な理由等によってアルバイトをせざるを得ない状況の場合は、学級担任の許可のうえ、「アルバイト許可願」を学生課へ提出してください。
明石高専学生生活の手引き – 令和3年度版(http://www.akashi.ac.jp/life/handbook.html)より
経済的な理由等によるアルバイト許可の実務上の運用としては、WithKOSENのメンバーにも実際に許可を取得している学生がいますので、おそらく正当な理由があれば、認められるのだろうと推察します。
実際、学生はどうしてる?
明石高専では、長期休みに入ると多くの学生がアルバイトをしています。特に寮生は、寮にいる期間に実家からの援助が少ない場合がほとんどですから、アルバイトをしている学生が多い印象です。
高専生に人気な業種は?
低学年がメインにはなりますが、(僕の周りで)高専生に人気な業種をいくつかまとめてみました。
- 引っ越しバイト
- 塾・家庭教師
- 飲食店
引っ越しバイトは、長期休みがちょうど繁忙期なので、特に休み期間しか働けない低学年にとってはピッタリなバイト先です。あるいは、4年生以上になれば、塾でのバイトも人気な印象です。最後の飲食に関しては、高専に限らず不動の人気といったところでしょうか。
長期休み以外でも…
長期休み以外は全く何もできないのかというと、そういうわけではありません。
高専では、ブログやYouTubeなどで広告収入などを得ている学生が多くいます。そのほかにも、公開講座などの学校のイベントに補助員などとして参加すれば、学校からそこそこな時給で報酬が支払われます。
おわりに
ここまで、高専生のバイト事情についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
皆さんも高専に入ったら、ルールを守って学生生活を最大限に楽しみましょう!ちなみにWithKOSENで活動っていう選択肢もあります…(笑)
アルバイトってなんだか楽しそう!