エフェクター自作の前に【初めてのファズ制作①】

 どうも、hechiMa(@hechiMastar)です。今回からはエフェクター自作についての記事をお届けします。知識も技術も足りませんが、そんな初心者ならではの視点で、分かりやすい記事を心がけていきます。まず、初回は自作の前の予備知識について解説します。それではいきましょう!

どんな要領でエフェクターを作っていくのか見ていこう

エフェクター制作とは?

エフェクターとは?

Galaxy A51 5G にて撮影(2022/4/10)

 まず、エフェクターとは何なのか?について。ズバリ、エフェクターとはギターの音に変化を加える機材のことです。歪み系、空間系など様々な種類があります。上の写真のような金属製のケースに収まっており、サイズも価格も様々です。エフェクターはエレキギターの大きな魅力の1つであり、それだけで1つの市場が形成されています。

自作のメリット

 そんなエフェクターは、なんと自作することができます。自作のメリットは、なんといってもコストの低さです。エフェクターは既製品だと安くても数千円、高いものだと10万円を越してきます。いち高専生であるhechiMaには痛い出費です。それに対し、自作をすれば工具費用はかかりますが、基本的には部品費用だけで済みます。それは高くても5千円程度です。どんなに高級なエフェクターでも、中身はただの電子回路。回路に著作権はありませんので、既製品のコピーが安価で制作できるのです。

 どうですか?魅力的に見えてきましたか?やはり自分で作ったエフェクターというのは愛着も湧きますし、良い音だと感じるものです。みなさんも自作エフェクター、作ってみませんか?

今回制作するエフェクターについて

 さて、今回制作するのは先ほど紹介した”歪み系”と呼ばれるエフェクターの中でも最古の“ファズ”です。ファズは音像が分からなくなるほど深く歪み、暴れまわるようなサウンドが特徴のエフェクターです。「FUZZ FACE」と呼ばれるエフェクターは、かのジミヘンが愛用していたことで知られています。今回は、そのFUZZ FACEの回路を現代風にアレンジしたエフェクターを制作します。

部品の購入について

スクリーンショットより(2022/4/10)

 と言いましても、何から何まで初めてですので、今回は制作キットを使うことにしました。購入に使用したサイトは、タッキーパーツドットコムです。このサイトの特徴は、エフェクター用の部品、工具の他にも、制作キットが多数販売されていることです。キットは部品がもろもろセットになっているため、私のような初心者にとてもおすすめのサイトです。上の写真では完成品が写されていますが、購入の際にはいろいろな種類をカスタマイズして選ぶことができます。

  • ベーシックセット
     ケースの穴あけ加工なし、LED・ワイヤー・スナップ・DCジャックあり
  • お勧めセット
     ケースの穴あけ加工あり、LED・ワイヤー・スナップ・DCジャックあり
  • 最安セット
     ケースの穴あけ加工なし、LED・ワイヤー・スナップ・DCジャックなし

 このように様々な種類のキットが売られています。この他にも、ケースや電池の有無、部品のグレードなど、すべてカスタマイズして購入することができます。お金は高くなりますが、完成品も売られています。今回は初めてということで、ベーシックセットを購入しました。

セットの詳細

 セットの詳細は、以下になります。

  • アルミケース
  • 回路一式(部品+基板)
  • その他(ポット、ノブ、ジャック、スイッチ、LED等)

 このようなセットになっています。回路を自分で考えなくていいということが一番の大きなメリットです。ですがお察しの通り、ケースへの穴あけ、配線、デザイン等は自分で行っていきます。ここが腕前の見せ所というわけです(失敗フラグ)。

今回の制作手順(※お勧めしません)

  1. ケースへの穴あけ
  2. ケースの塗装
  3. 半田付け・配線・組み立て
  4. ラベル制作貼り付け
  5. 完成

 上記のような手順でエフェクター制作を進めていきます。この手順はのちに後悔することになるのですが、それはまた後の記事にて。穴あけ・塗装を終えたケースに配線を行い、最後にラベルを貼って完成、という手順です。それぞれ次回以降の記事で解説していく予定です。

最後に

 今回はエフェクターの自作における事前知識を解説しました。今回のようなキットを購入すれば、自作はそれほど難しくありません。魅力あふれる自作エフェクターの世界に足を踏み入れた一員として、完成まで根気強くやっていこうと思います。

 次回はケースへの穴あけについて解説します。お楽しみに。 

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